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エルサレムの観光地でトラックが突っ込むテロ2017.1.11

日本のメディアでも報道されたように1月8日の正午ごろ、エルサレム南東部のアルモン・ハナツィブ(Armon HaNetziv)にてパレスチナ人の運転したトラックがバス停にいたイスラエル兵部隊に突っ込み、4人が死亡し13人が負傷しました。テロリストはイスラエルのID(身分証明書)を所持している東エルサレム在住の男性で、当日近くをトラックで走行中イスラエル兵の一団を発見し、方向を変えアクセルを踏み猛スピードでバス停へと突進、その後再びバックし兵士たちをもう一度ひきました。テロリストはその後射殺されました。


こちらが防犯カメラに映ったテロの様子です。バス停には大型バスが停車しており兵士たちが下車しているところにトラック突っ込していった様子が分かるかと思います。テロ現場のすぐ近くには展望台を兼ねたプロムナードがあり、オリーブ山と並んでエルサレムを一望できるスポットとして知られています。

テロ現場の様子


防犯カメラの後ろ側には旧市街・新市街が並んだ景色を眺めることが出来、セグウェイでプロムナードを1周するツアーなども企画されるなど海外からの観光客を中心に名所として賑わっていました。

gojerusalem」より


オリーブ山は東エルサレムのアラブ人地区という事で治安の問題もあるため、こちらのプロムナードの方が団体旅行などでは頻繁に使われています。しかし今回のテロを契機に、しばらくは観光客がほとんどいなくなりそうです。

テロリストの家族は事情聴で本人はハマスやISとの関連性を否定し、ハマスやイスラム聖戦も今のところ犯行声明を出してはいません。しかし今回のテロを受けてガザは祝福ムードに包まれ、ハマスの指導者たちがガザの中心部で演説しシオニズム(イスラエル)への徹底抗戦とそのための殉教者(シャヒード)となる事を民衆に呼びかけました。


またイスラム過激派はガザの街でキャンディーを配ったり、ツイートやSNSを通じてテロリストな英雄的な行動を称えていました。
以上、(短いですが)現地エルサレムからお伝えしました。


「バラガン」とはごちゃごちゃや散らかったという意味のイスラエルで最もポピュラーなスラングです。ここでは現地在住7年のシオンとの架け橋スタッフが、様々な分野での最新イスラエル・トピックをお届けします。



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