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イスラエルについて

イスラエルの文化

イスラエルで大人気、日本食!!

テルアビブにある日本食レストラン「Oban Koban」

「SAMURAI SUSHI GEISHA~♪」ではありませんが、寿司はイスラエルでも「סושי (Sushi)」として親しまれています。アメリカからヨーロッパへと欧米での日本食ブームが起こったのは1980年代。それから遅れること約10年、イスラエルでも1990年代から寿司レストラン/寿司バーが広がり始めました。それから四半世紀、現在イスラエルでは寿司を出すレストランやバーが最低でも300店舗にもなります。

同時期にイスラエル展開を始めたマクドナルドの店舗数が現在185ですから、いかに寿司がイスラエル人の食生活に浸透しているかがお分かりいただけると思います。そしてそのうちの40%に当たる120店舗がユダヤ教の食物規定にのっとった寿司レストランですから、現在では世俗派層だけではなく全身黒ずくめの超正統派の方までが寿司をグルメとして楽しむようになりました。

ではイスラエルの「סושי (Sushi)」を少し見てみましょう。

寿司レストラン、スシ・レハビヤのメニュー

https://rol.food.co.il/sushirehavia-rehaviaより

こちらがスシ・レハビヤというエルサレムを中心に展開するコシャー(食物規定に則った)の寿司レストランのメニュー。コシャーなのでウナギ・イカ・タコ・貝類などは一切使用せず、マグロ(赤身)・サーモン・タイの3種類で全ての寿司が作られています。写真はセットメニューの一覧なのですが、私たちが慣れ親しんでいる握りやオーソドックスな細巻きはほとんどなく、アボカドを使ったカリフォルニアロールやそのロールを揚げた「天ぷら寿司」、はてには巻かない三角状の「寿司サンド(右下端)」など、いわゆる「フュージョン系」の寿司が主流となっています。

あきんどやくら寿司で育った筆者でも最初はこのフュージョンに違和感しかありませんでしたが、これは「寿司」とは違う「Sushi」という料理だと思って食べ始めるとこれはこれでなかなかイケると感じるようになりました。また近年は、世俗的で国際色豊かなテル・アビブをはじめ地中海沿岸の都市を中心に、本格的な日本料理のレストランがオープンし始めフュージョン寿司ではないより本場に近い味を楽しめるようになりました。


また寿司がイスラエル全体に広まった今、寿司に続く第2の日本食のブームが始まろうとしています。それがもう北米などではおなじみとなった、ラーメンです。

テル・アビブでは1番有名なラーメンレストラン「Oban Koban」の味噌ラーメン

ラーメンは2000年代からイスラエルでブームになり始め、テル・アビブを中心に主にラーメンを売りにしたレストランが増え始めました。去年には料理バラエティー番組などを多く手掛けているカリスマ・シェフ、イスラエル・アハロニ氏によって「Hiro Ramen Bar」が、現在テルアビブでも1番ホットなスポット、サロナ・マーケットにオープンしました。
これにより今まで「日本食=寿司のみ」だった一般的なイスラエル人にもラーメンが認知されるようになりました。筆者はまだ食べてはいないのですが、在イスラエル邦人の方に話を聞くとやはり豚が使っていないのと「旨み」にたいして日本ほど敏感ではないため、だしの味があまりしない薄いラーメンなようです。改めて日本のラーメンとの違いに愕然とするのでしょうが、すでに国民食である「ラーメン」と聞くと食べない訳にはいかないのが日本人。筆者もテル・アビブに行った際はぜひ一度食べてみたいと思っています。

ユダヤ教の食物規定を守ろうと思うと豚骨は一切使用できないなどの難題があるため、現在ほぼすべてのラーメンレストランはノン・コシャー(食物規定の認定の無い)のレストランとなっています。しかし去年オープンしたアハロニ氏の「Hiro」が盛況である事や、このHiroではコシャー認定はないものの鶏・牛肉のみを使ってのメニューであることなどから、寿司のように将来的にはエルサレムなどイスラエル各地にラーメンレストランがオープンし、宗教層を含むイスラエル全体に広がっていくのではないかと期待されています。

Hiro Ramen BarのFacebookページ。写真はひげが特徴的なイスラエル・アハロニ氏)

https://www.facebook.com/HiroramenbyAharoni/より


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