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よく出てくる単語一覧
- I:IDF
- Israel Defense Force イスラエル国防軍。ニュース中では単に「国防軍」と表記。
- N:NRP
- National Religious Party 国家宗教党。宗教政党で右派。占領地返還には絶対反対の立場を取る。
- U:UTJ
- United Torah Judaism 連合トーラー・ユダヤ教党。宗教政党の一つ。政治的には中道。
- あ:アシュケナジ
- 東欧系ユダヤ人で、白人が多く上流階級だと言われる。
- あ:安息日(シャバット)
- 金曜日没から土曜の日没までは、ユダヤ教の聖日となり、一切の労働が禁止される。ただし、エルサレム以外では厳密に遵守している人は少ない。
- い:イエシバ
- ユダヤ教の神学校のこと。
- い:イド・アルアダーの祭日
- イスラム教徒がメッカに巡礼する日にあたり、イスラム教最大の祝日。イスラム暦によるので、太陽暦上では日は一定せず、毎年早まって行く。
- い:異邦人
- ユダヤ人以外の民族のこと。諸国民とも言う。
- え:エリヤ
- 旧約聖書に出てくる大預言者。ユダヤ教ではメシアの来臨に先立って来ると考えている人が多い。
- お:オバデヤ・ヨセフ師
- 宗教政党シャスの霊的指導者。超正統派では絶大な権威を持っている。
- お:オスロ合意
- 1993年8月にオスロで成立した合意で、相互承認の上、ガザとエリコで暫定自治を開始し、最終地位交渉に至る道筋が定まった。
- か:改革派
- ユダヤ教には3派あるが、律法の字句にこだわらず、現代に合わせた生活をしようという派のこと。 他に保守派と正統派がある。イスラエルでは正統派しか公認されていない。
- か:カディマ
- 2005年11月にアリエル・シャロンが設立した中道政党。シャロン氏は設立後にすぐ急病となったが、選挙で29人の議員を確保し政権を獲得した。一方的分離政策を実行したことで知られる。オルマート氏が初代党首となり首相に就任した。
- か:カバラ
- ユダヤ教の中でも最も神秘主義的な一派。律法の解釈や行いよりも、瞑想などにより神との一体感を体験する。
- か:ガリラヤ湖
- キンネレテ(琴の海)との別名もある。イスラエル最大の淡水湖。
- き:帰還法
- 世界各地に離散していたユダヤ人が、イスラエルに移住するための法律。ユダヤ人の定義は極めてゆるやかなため、ハラハー上の定義との違いが問題になる。
- き:キッパ
- ユダヤの民族衣装で、男性が頭に被る丸いお皿のような形の帽子。
- き:キブツ
- 集団農場などと訳されるが、観光ホテルなどを経営するものもある。イスラエル伝統の共同体で、共有財産制を取っており内部ではお金を必要としない。世界中から多くの労働ボランティアを集めている。
- く:クリスチャン・シオニズム
- ユダヤ人の帰還運動を支持しようというクリスチャンの運動。領土の返還には反対の立場を取っており、政治的には右翼に近い。
- く:クリスマス
- 日本ではクリスマスは12月25日と決まっているが、中近東で勢力のある東方教会では、ユリウス暦と呼ばれる旧暦を使っている所が多く、1月7日にクリスマスが祝われる。
- こ:ゴイ、ゴイーム
- ヘブル語で諸国民=異邦人のこと。ゴイが単数でゴイームが複数。
- こ:国防軍(IDF:Israel Defense Force)
- イスラエル正規軍のこと。イスラエル国民は全員兵役につかなければならない。
- こ:コシャー(コシェル、コーシェル)
- 清浄食品等と訳されます。ユダヤ教の厳密な食品規定をパスした食品のことですが、基準にもいろいろあり、最も厳しいものは「グラット・コシャー」と言われる。
- こ:五旬節
- シャブオットのこと。キリスト教のペンテコステにあたる。
- さ:最終地位交渉
- イスラエルとパレスチナ国家が完全に正常化された後の状態についての交渉。国境線確定、エルサレムの帰属、難民問題など難問が山積している。
- さ:サブラ
- イスラエルで生まれたユダヤ人のこと。
- さ:サマリア人
- 紀元前のバビロン補囚時代にパレスチナに残存していた北朝の生き残り。古代ユダヤ教の伝統を今に伝えている。
- さ:再臨
- キリストが再び地上に来ること。新約聖書の最後のキリストの言葉は「しかり。わたしはすぐに来る」である。
- し:シェマ
- トーラー(モーセ五書)中で最も神聖と考えられている申命記6:4以下。 「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。」とあり、手に結び、額につけ、門口に書き記せとあるので、ユダヤ人たちは文字どおりにそれを実行している。
- し:シオニズム
- イスラエル建国につながった運動の総称。イスラエル(シオン)の土地にこだわりを持つ考え方。イスラエルでは右翼になる。クリスチャン・シオニズムの項も参照。
- し:シオン
- エルサレムの別名。エルサレムには、シオン山、シオン広場などの地名がある。英語では ZION となるため「ザイオン」と発音し、シオニズムも「ザイオニズム」という。
- し:シナゴグ
- ユダヤ教の会堂。安息日には礼拝が行われる。
- し:ジハード
- 聖戦という意味。もとは内面的な戦いを意味したが、次第に戦争やテロ行為を指すようになり、戦死すると永遠の救いが与えられると教えられるようになった。
- し:シムハット・トーラー
- ユダヤ教シナゴグでは、毎週少しずつ律法を朗読し、1年かけて読了するが、その読み終わる日がこの祭日。仮庵祭(スコット)の最終日になるが、イスラエルとその他の国で一日違う。
- し:シャス
- セファラディの支持を受けている宗教政党。霊的指導者のオバデヤ・ヨセフ師の説教は世界に中継される。
- し:シャバット
- ヘブライ語で安息日(土曜日)を意味する。正確には、金曜日のに日没から土曜日の日没まで。
- し:シャブオット
- 七週の祭、五旬節などと言われる。シナイ山で律法をもらった日とされている。キリスト教ではペンテコステにあたるが、暦の関係で祝う日が異なる。
- し:宗教委員会
- 各都市に設けられているラビの委員会で、コーシャー認定など市民生活に関係した様々な宗教的決定を行う。
- し:シュミタ(安息年)
- 7年に1回、耕作が禁止される年のこと。旧約聖書レビ記25章を参照。 2007年秋から2008年秋までのユダヤ暦5768年はシュミタだった。
- し:ショファー(ショファール)
- ユダヤ教の儀式で使う角笛のこと。新約聖書の中にも終末に関係してラッパが登場するが、それはショファーである。
- し:シンベト
- GSSとも言う。公安警察のような組織で、主に国内の反社会的勢力を取り締まるのが使命。
- し:神殿敬虔同盟
- Temple Mount Faithfuls の日本語訳として当サイトが使用している名称。神殿の再建を目指し、礎石を神殿の丘に持ち込む試みを毎年繰り返している。
- す:スコット(仮庵の祭)
- 仮小屋(スカー)を庭などに建て、中で食事などをする楽しい祭。毎年9〜10月に行われる。ミルトスなど4種類の植物を用いる。
- す:過越の祭(ペサハ)
- 出エジプトを記念する祭で、種入れぬパン(マッツァ)など象徴的な食品を用いる。イエスの十字架と深い関係にある。
- せ:西岸地区
- ヨルダン川から西、東エルサレムまでの地区で、六日間戦争でイスラエルが占領した。 パレスチナ国家が出来れば大部分は返還されることになるが、内部には多数のユダヤ人入植地がある。
- せ:正統派
- ユダヤ教には3派あるが、律法の字句に忠実な生活をしようという派。他に保守派と改革派がある。イスラエルでは正統派しか公認されていない。
- せ:世俗
- 宗教とは関係ない事を何でも「世俗」と言います。 たとえば、イスラエルでは結婚式でもラビの承認により行うユダヤ教式が基本ですので、海外に出るなどしてラビの承認を得ない結婚をするのを「世俗結婚」と言います。
- せ:セファラディー(セファルディー)
- スペイン系のユダヤ人のことで、イスラエルでは中流以下を占めているとして、差別が問題になっていました。
- せ:千年王国
- 至福千年紀とも言われる。ヨハネ黙示録などに預言された理想時代のこと。
- そ:ゾハル
- カバラ思想の中で、最も貴重な聖典とされるもの。
- た:第一神殿
- ソロモン王が造営したとされる神殿で、バビロン補囚の時に破壊された。
- た:第二神殿
- 補囚からの帰還後ネヘミヤが再建し、ヘロデが改修した神殿で、紀元70年に破壊された。
- た:タリート
- 祈祷用のショールで、男性が着用する。
- た:タルムード
- 紀元後に数回にわたって編纂された法典とその注解書で、ユダヤ人にとってはトーラーについで権威あるものとされている。
- た:タルグム
- アラム語訳の旧約聖書。
- ち:チーフラビ
- ラビの中でも最も権威ある人ですが、アシュケナジやセファラディにより権威が分かれるなど、複雑な仕組みになっています。
- ち:超正統派
- イスラエルではユダヤ教はほとんど正統派になりますが、その中でも極めて厳格な生活をする人々で、イエシバ(神学校)で長時間勉強して兵役につかない等の反社会的な面があり、問題になっています。
- つ:ツィツィート(ツィツィヨット)
- 正統派の人が腰につける紐。4個所につける。
- て:ティシャ・ベアヴ(アヴの月九日)
- 第一神殿と第二神殿が共にこの日に破壊されるなどの民族的災難が起こった。
- て:テフィリン
- 祈祷時に額と右手に着用する小箱で「シェマ」と呼ばれる申命記の一節を記した羊皮紙片が入っている。
- と:トーラー
- 創世記〜申命記までの通称「モーセ五書」のことです。別名「律法」とも訳されます。立派な巻物になってシナゴグの最上席に安置されています。
- と:ドルーズ
- ドルーズ教徒ともドルーズ人とも言う。ゴラン高原などに住むイスラエルの少数民族の一つ。イスラム教えの流れをくむ集団で、シリア、レバノンにも住む。
- な:内務省(Interior Ministry)
- 移民や国籍などについて強大な権限を持っている省。
- に:入植地
- 西岸地区やガザに点在するユダヤ人の居住区のこと。鉄条網で囲まれ兵士に警備されたまるで要塞のような入植地もあるが、エルサレム近郊など、ベッドタウンや衛星都市として普通の町と変らない地区もある。
- は:ハシディズム
- 敬虔派と訳される熱心なユダヤ教の一派。超正統派はこの流れが多い。この運動に属する人を「ハシッド:単」「ハシディーム:複」と呼ぶ。
- は:ハヌカの祭
- 新約聖書でも「宮きよめの祭」「神殿奉献祭」などとして登場する。12月の祭で、紀元前164年にギリシャの暴君に反乱を起こしたマカベヤが神殿を奪還した古事を記念するもの。祭は8日間続き、特別な燭台にろうそくを灯す。
- は:ハマス
- パレスチナ過激派で、武力によるイスラエル打倒を目指している。最近のテロは多くがハマスにより起こされた。
- は:パラシャ(複数はパラショット)
- 毎週に朗読するトーラーの箇所のこと。週間朗読箇所。
- は:ハラハー
- ユダヤ教の生活律法規定のことです。コシャー規定もこれに含まれます。
- は:パレスチナ
- 明確な境界は無いが、現在イスラエルとなっている地域の総称。パレスチナ人はそこに以前から居住していた民族。パレスチナ人は旧約聖書に出てくる「ペリシテ人」の子孫ではないとの説が有力だが、これに反対する見解もある。
- は:バールミツバ
- ユダヤ教の成人式。13歳で行われる。
- ひ:ヒズボラ(ヒズボッラー)
- イスラム原理主義ゲリラ組織で、レバノン南部に拠点を持ち、イスラエルとSLAの連合軍に対抗している。詳しくはこちらへ
- ふ:ファタハ
- イスラム過激派で、パレスチナ解放機構(PLO)の中心的グループ。
- ふ:プリム
- 旧約聖書の「エステル記」にある物語にちなんだ祭。3月ごろに行われる。この日は、大酒を飲んでもよいとされている。
- へ:ペサハ
- 過越の祭のこと。
- へ:ベドウィン
- 遊牧民族で、ガリラヤやネゲブに住む。定住化が進み人口は7万強。イスラエル少数民族の一つ。
- へ:ヘブロン
- エルサレムから南に30キロばかりの所にある町。アブラハムなど父祖たちの墓「マクペラの洞窟」がある。大部分の住民はパレスチナ人だがユダヤ人入植者もいる。
- ほ:保守派
- ユダヤ教には3派あるが、改革派と正統派のほぼ中間的な派のこと。なお、イスラエルでは正統派しか公認されていない。
- ま:マクペラの洞窟
- ヘブロンにある、アブラハムら族長の墓地。名前は洞窟だが、実際には巨大な建物である。
- ま:マドリード合意
- 1991年10月にマドリードに中東紛争の全ての当事者が初めて集まり、会議が行われた。大きな成果は無かった。
- み:ミツバ
- 律法のことだが、善行の事をも意味する。たとえば友人を見舞ったりすると「それは良いミツバをした」などと言う。
- み:ミドラシュ
- 旧約聖書の注解書のこと。律法を注解したミドラッシュ・ハラハーと、物語で説明したミドラッシュ・アガダーがある。
- む:ムスリム
- イスラム教徒のこと。1日5回礼拝するなど、極めて敬虔な生活をする。
- め:メア・シャリム
- 超正統派の人々が集まって住んでいるエルサレムの地区。安息日には道路が閉鎖される。
- め:メレツ
- 極左政党で、宗教の支配を排除しようとしている。
- め:メシア
- 救世主とも訳される。キリストと同義語。
- め:メシアニック
- ユダヤ人でありながらイエス・キリストを信じる人々。
- も:モシャブ
- キブツに似た共同体だが、私有財産制を組み合わせた運営形態を取っている。キブツは農業系中心だがモシャブには工業系が多い。
- よ:ヨム・キプール(大贖罪日)
- 神殿のあった時代は、年に一度、大祭司がこの日に至聖所に入り、民の罪をあがなった。現在では断食日とされており、世俗派の人もこの日だけは断食する。
- よ:預言者
- (予言者ではないので注意!)神の言葉を預託され、人々に教える人のこと。旧約聖書には、モーセ、イザヤ、エゼキエル、ダニエルなど多くの預言者が登場する。
- ら:ラグ・バオメル
- カバラーの大事な教典「ゾハル」の作者ラビ・シメオン・バル・ヨハイがこの日に天に帰ったという伝承があります。会社や学校は休みになりません。
- ら:ラビ
- ユダヤ教の指導者のこと。霊的指導から実生活における結婚埋葬などの事柄も扱う。
- り:リクード
- 保守的右派政党で、ネタニヤフ氏などが最近の主な指導者。
- る:ルバビッチ運動
- 敬虔派の流れをくむユダヤ教の運動で、指導者はレッベと呼ばれる。最近に亡くなったニューヨーク在住のレッベ、シナーソン師はメシアだと言われた。
- れ:レッベ
- 敬虔派の指導者のこと。
- ろ:労働党
- シモン・ペレス氏、故イツハク・ラビン氏、エフド・バラク氏らが最近の主な指導者。
- ろ:ロシュ・ハシャナ
- ユダヤ新年、ユダヤ正月などと訳される。角笛(ショファー)を吹き鳴らし、甘くて丸いものを食べるなどの風習がある。