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2021年　3月24日（水）
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＊総選挙の投票率は前回を下回る６７％。出口調査の結果、ネタニヤフ首相がヤミナ党の協力で政権を作れる可能性が高まったため、首相は勝利を宣言。ヤミナ党に協力を呼び掛けたが同党は応じず。(P,H,Y)

＊今回の選挙では、感染者、入院者、隔離中の濃厚接触者も含め、全ての人が投票出来るよう選挙委員会が対策。ドライブスルー式投票所を設置し、病院やベングリオン空港内にまで臨時投票所を作った。(P)

＊昨日は選挙のための休日。ビーチや公園に繰り出した多くの人々からは、何度も繰り返される選挙に「もううんざり」と不満の声も。(Y)

＊月曜日に発表された新規感染者数は９４２人、５９６０５人に検査が行われ、陽性率は１．６％だった。重症者は現在４９９人。(H)

＊ガザからベエルシバ付近にロケット弾１発が撃ち込まれたが、空地に着弾し被害は無し。ネタニヤフ首相は投票呼びかけのためベエルシバ付近に居合わせた。ガザからのロケット攻撃は２ヶ月ぶり。(P,H)

＊キプロスが４月１日からイスラエル人のワクチン接種者の入国を認めると、イスラエルのアシュケナジ外相が発表。ギリシャもイスラエル人のワクチン接種者の入国を認めたが、検査の義務は継続。(P,H)

＊ファイザー社が、経口で接種できる新しいワクチンの第一次臨床試験を開始すると発表。すでに予備的な試験は終えているという。(P)

＊国防軍の民間防衛部門が、非公開の軍事基地の位置情報を誤って公開したと発表。すでに情報は削除済。コロナウイルス検査施設の場所を示す地図を作成した際に、非公開の施設も含まれていたため。(P,Y)

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2021年　3月25日（木）
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＊開票率９７％の段階で、ネタニヤフ陣営はヤミナ党を加えても５９議席。一方、議席を確保できないと見られたアラブ政党のラアム党が議席を確保して、ネタニヤフ政権に参加する可能性が浮上。(P,Y,H)

＊暴力を肯定するカハネの流れをくむ極右政党の宗教シオニズム党は、議席を確保できないと見られていたが、予想を超え６議席を確保か。スモトリッチ党首は「大勝利」だと歌や踊りで喜びを表した。(H,Y)

＊ヤミナ党は予想よりかなり少ない７議席に。同党のベネット党首が首相になる可能性は消えたが、同党はなおも政権構築の鍵を握る。(P)

＊感染者数が減少する中、保健省は過越の祭のガイドラインを発表。一般的な集会は、室内２０人、屋外５０人に制限されるが、入場者をグリーンパス保有者に限った集会であれば数千人でもＯＫに。(P,H)

＊国連人権理事会は定例議題としてイスラエル非難決議を行っているが、これに批判的な国が増加。イスラエルのゴラン高原併合を非難する決議はＥＵ諸国も反対に回り、２６対１８で何とか可決された。(P)

＊オンラインを使い、数年ぶりに中東和平カルテット（米、ロ、ＥＵ、国連）が会議。イスラエルとパレスチナの二国家共存に向けた交渉再開を協議した。国連事務総長は、会合の頻繁な開催を要請。(H,Y)

＊中東を歴訪中の中国の王毅外相が、イスラエルとパレスチナを中国に招き和平会議を行う考えを表明。アラブ系メディアが報じた。(P,Y)

＊イスラエルのエルダン国連大使が、米国の国土安全保障長官のマヨルカス氏と電話会談を行い、相互のビザ無し入国について協議。米国とイスラエルは友好国だが、現在のところ互いにビザ申請が必要。(Y)

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2021年　3月26日（金）　　　※土曜夜から過越の祭
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＊総選挙の最終結果がほぼ確定。ネタニヤフ首相を支持する右派政党は計５２議席だが、ネタニヤフ首相に反対する勢力もバラバラで政権構築は困難か。ネタニヤフ首相は反対勢力の切り崩し工作へ。(H,Y)

＊労働党から改革派ラビのカリヴ師が当選。改革派ラビが議員になるのは初めて。改革派ユダヤ教の立場を国会で発言したいと抱負。(P)

＊ワクチンの２回接種者が人口の５０％に。接種を開始して約３か月で達成した。政府は残りの人々への接種も早く終えたい考え。(P,H)

＊刑事事件の被告であるネタニヤフ首相は、司法長官、国家検察官、警察長官、地裁判事らの任命には関与できないと最高裁が判断。(P,H)

＊米国は、パレスチナへの財政支援再開の第一段階として、西岸地区とガザ地区に１５００万ドルを拠出すると発表。トランプ政権が停止するまで、米国はパレスチナに毎年５億ドルを支援していた。(P,H,Y)

＊イスラエル所有の貨物船がアラビア海を航行中にイランのミサイル攻撃を受けたとの報道。損傷は軽微で、航行を続けているという。先月も同様の事件があったばかり。イランはいずれも関与を否定。(H,Y)

＊過越の祭の間はハメツ（パン種入り食品）の販売を禁じる法律の妥当性をめぐり、議論が激化。７０％のユダヤ系市民は過越の祭の間にハメツを食べないが、法律で取締まるべきでないとの考えも多い。(P)

＊今朝未明から夏時間が始まり、日本との時差は６時間に。デリ内相は、経済の活性化に期待を表明。夏時間は１０月３１日まで続く。(Y)

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